原因不明のめまいや頭痛などの不定愁訴。それは、自律神経の乱れが原因かもしれません。
自律神経は、無理のない規則正しい生活をしていれば、基本的には乱れません。
しかし逆に言うと、不規則な生活を続けていると、自律神経は簡単に乱れてしまいます。今回は、そんな不規則な生活の代表例である「間食」について書いていきます。
自律神経に悪い間食や、逆に自律神経に悪影響のない間食の仕方などを、私の実体験を元に書いていきます。
そもそも自律神経や自律神経失調症って何?という方は、まず以下の記事をご覧いただくと、スムーズに理解して頂けるかと思います。
Contents
間食による自律神経への影響
間食で自律神経が乱れる理由
上でも書きましたが、自律神経は規則的な生活をしていれば、基本的には乱れません。規則的な生活とは、「早寝早起き&3食きちんと食べる」ということです。これに軽い運動なども入ると、自律神経的には尚良いと思います。
間食とは、朝昼晩の3食以外の時間帯にお菓子などを食べることです。これは規則的な生活から外れる行為なので、間食を続けていると、次第に自律神経が乱れてしまうのです。
間食による自律神経の乱れはこんな感じ
間食が自律神経を乱すことがわかっても、実際にはなかなか止められないものです。
私はいわゆるデスクワーカーで、一日中座っており、ほとんど体を動かすことはありません。にも関わらず、仕事中に何故かお腹が空いてしまい、ちょっとしたおやつをつまみながら仕事をすることがよくありました。
しかし、間食をしてしまうと、お腹は満たされるのですが、何故か自律神経失調症の症状が強くなるため、困っていました。私は特にめまいや多汗がひどくなっていました。
でもお腹が空くのでやっぱり食べてしまい、
「お腹が空いて仕事に集中できない!」
→「おやつ食べよう!」
→「めまいがひどくて仕事に集中できない!」
という辛いループにハマっていたのです。
自律神経に良い間食の方法
上記のように、間食とめまいを繰り返していたのですが、次第に自律神経にそれほど悪影響がなさそうな間食の仕方が見えてきたので、ご紹介します。
なお、恐らくは間食をしないことが一番なのでしょうが、残業等の理由で、昼食と夕食の間が物凄く空いてしまうなど、どうしてもお腹が空いてしまう方はいると思います。そんな方は参考にしてみてください。
NGな間食
まずは私が感じた、自律神経的にNGな間食について書きます。
チョコレート
チョコレートは少量なら良いのですが、お腹が満たされるまで食べると、胃もたれしますし、めまいなどの自律神経失調症の症状が強くなっていました。
これは、恐らくチョコレートに含まれるカフェインが、交感神経を昂ぶらせることが原因なのかな?と思っています。
甘いもの
チョコレート以外にも過剰に甘いものを間食すると、症状が悪化していました。
胃腸の働きは自律神経と密接に関係していますが、甘いもので胃に大きく負担がかかることが原因なのかな、と思っています。
油っぽいもの
私が実際に食べて具合が悪くなっていたのは、ポテトチップスなどの所謂スナック菓子です。最近は安くてつまみやすい形状のもの(じゃがりこなど)も多く、仕事をしながらでも食べられるため、ついつい食べてしまっていました。
理由は甘いものと同様、胃腸への負担が大きいことが原因かな、と思っています。
食べ過ぎる
袋に入っているお菓子などは、ついつい全部食べてしまいがちなのですが、全部食べると結構満腹になります。
満腹になると副交感神経が優位になろうとしますが、間食である以上、そのまま休むことはなく仕事などをすると思います。活動するということは、交感神経が優位になる訳ですから、副交感神経を優位にしたい身体に逆らうことになります。それ故、間食で食べ過ぎると、自律神経の乱れが強くなり、症状が悪化するのだと考えています。
また、間食で満腹になってしまうと、夕飯を美味しく食べられないので、さらに食生活が乱れていくことになりかねません。
だらだら食べる
恐らく、これが一番良くないと思います。だらだら食べていると、身体は混乱します。身体としては、食後に副交感神経を優位にしたいのですが、断続的に食べ続けていると、どのタイミングが食後なのか良くわからなくなってしまうのです。
また、だらだら食べ続けることで量も食べてしまうので、上記の「食べ過ぎ」にも繋がりやすいです。
OKな間食
NGな間食を経て、私がたどり着いた自律神経的にOKな間食をご紹介します。
小さいパンやカロリーメイトなど
これは、上手く一言で伝えられないのですが、上記の「だらだら食べる」を避けられるようなものです。一つの袋に1つ2つしか入っていないものです。
パンやカロリーメイトなどは、時間もかからずに全てを食べることができるので、「だらだら食べ」ないで済みます。
また、「食べ過ぎる」ほど量も多くない一方で、満足できないほどでもないです。これは個人差があると思うので、個人個人でちょうど良いサイズ感のものを探してみてください。
上記のチョコレートのような、胃に負担のかかるものでなければ何でも良いと思います。おにぎりやビスケットなども良いと思います。
ただし、満腹感を感じるものは「食べ過ぎ」に当たりますので、注意してください。
決まった時間に食べる
これも結構大切です。自律神経を乱さないためには、規則的な生活が大切であることは上述の通りです。
つまり、間食も規則正しく行えば大丈夫なんじゃないか?という想定で、私は毎日決まった時間に間食をするようにしています。
私の会社は、お昼休みが早いのに、夜遅くまで仕事をします。すると、昼食と夕食の間がすごく空いてしまいます。そこで私は毎日15時〜16時頃に、カロリーメイトなどの間食をするようにしています。すると、ちょうど1日4食を規則的に食べることになります。これを継続することで、間食によるめまいなどの症状が出にくくなりました。
昔から「三時のおやつ」という言葉がありますが、「間食するなら規則正しくしましょう」ということだったのかな、と今では思います。
口寂しいときはガムや飴
だらだらと間食する習慣があると、急に規則的な間食に切り替えることは結構大変です。私自身、規則的な間食に切り替えた頃、今までだらだら食べていた時間に、何も食べられなくなることで「なんとなく口寂しい」と感じていました。
そんなときは、王道ですが、ガムや飴などのお腹に堪らないものがオススメです。ここで言う飴とは、フリスクなどの甘くないものが私としてはオススメです。
なお、ガムやフリスクはパッケージの注意書きにもあるように、食べ過ぎるとお腹が緩くなる場合があるので、ご注意ください。あくまで口寂しいときの緊急時用とお考えください。我慢し過ぎも身体に良くないと思うので。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
間食も規則正しくすることが大切だと思います。今回ご紹介した方法は、あくまで私ベースなので、個人個人に合う規則正しい間食を探してみてください。
もちろん、「どうしてもお腹が空いてしまう」という方以外は、基本的には間食しないほうが良いと思います。お腹が空いて仕事や生活に支障が出る場合には、是非今回の内容を思い出してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。