現代社会において、自律神経が乱れていない人は、ほとんどいないように思います。
例えば、会社員なら、残業や接待続きで睡眠不足や食生活の乱れ。学生さんなら、受験勉強や部活動で睡眠不足。などなど。こんな暮らしの中で、自律神経の乱れ自体は少なからず起こっている思います。
ただし、単なる「自律神経の乱れ」と「自律神経失調症」には大いなる溝があると思っています。
今回は、そんな「乱れ」と「失調症」の大きな違いについて、実体験から感じたことを書いていきます。
「乱れ」と「失調症」
そもそも自律神経って?
単なる「乱れ」は自然に整う

上記のように、2つの神経のバランスが乱れると、めまいや頭痛などの症状が起こります。ここでは単なる「乱れ」、すなわち短期的な乱れについて説明します。
例えば、「昨夜良く眠れなかったので朝から体調が悪い」とか、「試合の直前で緊張して胃が痛い」などです。
しかしこういった症状は、乱れの原因がなくなりさえすれば(上の例なら良く寝たり、試合が終わったりすれば)、すぐに良くなります。
そもそも身体は、無意識に自律神経のバランスを取っているわけですから、そのバランスを整える方向に基本的には動いてくれます。
自律神経失調症は治りにくい

では、「自律神経失調症」とは何なのかと言うと、上記の「乱れ」の状態が慢性化している状態です。身体が自律神経を整えようと頑張っているのを無視して、自律神経を乱し続けてしまった結果なのです。
もちろん好きで乱している人はいないと思いますが、例えばどうしようもない長期的な忙しさやプレッシャーなどにより、「乱れ」のスパイラルから抜け出せず、結果として、長期的に身体の「整える力」に抗ってしまうことになるのです。
そして、個人差はあると思いますが、ある一定期間以上「乱れ」のスパイラルに居続けると、身体の「整える力」が壊れてしまうのです。
この「整える力」は不思議なことに一度壊れるとなかなか直りません。よって、長期的に自律神経のバランスが整わず、多くの不定愁訴に悩まされることになるのです。
自律神経のイメージは川

ここまでの話は、私の頭の中では以下のようなイメージです。
まず、流れのとっても緩やかな川をイメージしてください。そしてその中を自分が漂っている様子をイメージしてください。
普段、自律神経のバランスが良好な時というのは、この緩やかな流れの中で何か(岩とか草とか)に掴まっている状態です。ほとんど力はいりません。指先でちょっと捕まえていれば大丈夫くらいです。
そして、その手を離してしまい、緩やかに下流へと流されている状態が、自律神経が少し乱れている状態です。気づかないうちに流されていきますが、流れは遅いので、ちょっと頑張ればすぐに元いた場所に戻ることができます。このちょっと頑張るという行為が「乱れの原因をなくす」すなわちきちんと食べたり良く寝たりすることなのです。
この段階で流されていることに気づいて、きちんと戻ろうとすれば、自律神経は良好な状態に保たれます。
しかし、この下流への移動に気づかずにずっと流されていると、最後には大きな滝壺が待っているのです。この滝壺こそが自律神経失調症です。単なる乱れから、自律神経失調症になるのは一瞬です。まさに滝を下るように、気づいたら失調症になっているのです。
そして、自律神経失調症を治すというのは、この滝壺から滝を遡って、緩やかな流れに逆らい、ようやく元いた場所へ戻るということなのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は自律神経の単なる「乱れ」と失調症には大いなる溝(滝?)がある、という記事でした。例え話がくどかったら申し訳ありません(個人的にはわかりやすいと思っています 笑)。
自律神経は、気づかぬうちに乱れ、そして一瞬にして失調症になりますが、元に戻すのは本当に大変なのです。
最近少し調子が悪いな、という方はまだ滝壺までは行っていないと思います。今の内に自律神経を整える生活に変えていきましょう。
また、既に滝壺に落ちてしまっている方は、一緒に頑張りましょう。私自身が効果を感じた方法を、今後も色々ご紹介していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
