【コラム】自律神経失調症の朝(眠りの質を上げて自律神経を整える方法)

スポンサーリンク

自律神経失調症の朝は辛い。

喧しく鳴り響く目覚ましの音に気が付いていても、それを止める気力も起きない。

嗚呼、また朝が来た。起き上がらないと、会社に遅刻してしまう。夢の中で目覚ましを止めたつもりになるが、やっぱりまだ鳴っている。止めないと…

そうこうしている内に、目覚ましの方が諦めて鳴り止む。脳みそは、再び心地良いまどろみの中に落ちて行く。

と思ったのも束の間。スヌーズ機能で目覚ましが息を吹き返す。

んん〜、と呻きながら、上半身だけを起こして目覚ましのスイッチを叩く。そのまま、イスラム教徒の礼拝みたいな姿勢で、眠気と戦い続ける。そして、漸く決心して立ち上げる。

よろけそうになりながら、何とかカーテンを開ける。黄色い光が突き刺してくるのを、じっと目を瞑って耐える。光になれてきて、やっと歯を磨きに行く。


自律神経失調症患者の朝は、どうしてこんなにも辛いのか。最近は調子が良いから、もう少しスッと起きることはできるけれど、今よりも具合の悪かった頃の朝は、訳もなく無気力で、立ち上がるすらができず、仮病で会社を休んでしまったこともある。その日は一日中横になっていた。起き上がるとめまいがして、吐きそうになる。でも吐けない。食欲もなかった。

その頃からすると、一応起きて会社に行けているのだから、大分マシだ。とはいえ、やはり朝は辛い。


自律神経失調症、というか自律神経が乱れると、朝が辛くなる。これは、交感神経と副交感神経のバランスが崩れるからだ。本来、日中に活発になるはずの交感神経が、就寝時に昂ってしまうため、眠りが浅くなる。すると、身体と脳がきちんと休めないので、朝になってもまだ眠い。こういう訳だ。思えば、症状のひどかった頃は、深夜と明け方に必ず目が覚めてしまっていた。今でこそ夜中に目が覚める頻度は減ったものの、寝付けない夜は未だに少なくない。

夜十分に眠れないと、日中も眠い。すると、本来は就寝時に優位になるはずの副交感神経が、日中に顔を出す。そうして仕事中に眠くなる。でも、帰宅し、眠ろうとすると、自律神経のバランスがおかしくなっているため、寝付けない。寝付けても夜中に目が覚めてしまう。負のスパイラルだ。


こんな生活は嫌だ。辛すぎる。どうして夜は眠れないのに、朝になると眠くてたまらなくなるのか。悩んだ私は、眠りについて色々と調べた。レム睡眠がどうとか、ノンレム睡眠がなんだとか。そんなことがわかっても特に状況は変わらなかった。

でも、ちょっとしたことで睡眠の質が少し改善した。今から書くことは、ネットや本にも書いてある至極当たり前のことだ。でも、モノグサな私は、調べるだけで実践していなかった。ただ、実践してから、明らかに眠れるようになったので(未だに超スッキリ!というレベルには達していないが)、書いておこうと思う。モノグサな私だが、同時にキマグレでもあるので、当時は何故か気が向いて実践してみたのだった。


こちらの記事で、自律神経失調症の私が実践している「良質な睡眠を取る方法」をご紹介しています。是非ご参考にしてください。

長引く原因不明の不定愁訴(めまい・頭痛・胃腸の不調・吐き気・不安感・憂鬱感などの不調)は、自律神経の乱れが原因かもしれません。自律神経の乱れ...

スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする