床生活をやめて自律神経に優しい生活を!〜椅子生活へのシフト方法〜

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一人暮らし・アパート暮らしの方は、スペースの関係で床生活をしている方も多いのではないでしょうか。床生活とは、座椅子と小さなテーブル・こたつなどをベースとした暮らしのことです。

私も、少し前まで床生活でした。しかし、床生活は姿勢が悪くなるため「自律神経に良くないだろうな」と考え、思い切って椅子と机の生活(以下、椅子生活)に切り替えました。

すると、床生活時代に慢性的に悩んでいた身体中のコリや、自律神経の乱れから来る不調(めまいや胃腸不良など)が驚くほど軽減しました

今回はそんな椅子生活の魅力や、床生活からのお得なシフト方法をご紹介します。


自律神経についてはこちらを参考にしてみてください。
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床生活が自律神経に良くない理由

なぜ床生活は自律神経に良くないのか?なぜ不調が起こりやすいのか?順を追ってご説明します。

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床生活は姿勢の悪さを招く!

床生活は「姿勢の悪さ」を非常に招きやすいライフスタイルです。

床生活で良い姿勢を保つには、正座が一番向いていると思いますが、正座は単純に疲れます。足も痺れてしまいます。というわけで、人は簡単に胡座や膝を立てた座り方などに甘んじてしまいます。実際にやっていただくとわかりやすいかと思いますが、そういった座り方は猫背な姿勢になってしまいます

また、ご飯を食べる時も、本を読むときも、PCやスマホを弄るときも、視線は基本的に下を向いています。これが背中を丸めたような姿勢に拍車をかけます。つまり、床ベースで日常生活を送ると、どうしても悪い姿勢になりやすいのです。


私自身、床生活時代には座椅子で暮らしていましたが、良い姿勢をキープできた経験がありません。気を抜くとすぐにだらっとした姿勢になっていました。

身体にとって姿勢の悪さはストレス!

さて、床生活で姿勢が悪くなるのはなんとなくわかっていただけたかと思いますが、ではなぜ姿勢が悪いと自律神経が乱れてしまうのかをご説明します。


そもそも、自律神経が乱れる原因はストレスです。

そして、ストレスには「心理的なストレス」「肉体的なストレス」があります。

前者は世間一般に言うストレスであり、上司からのパワハラ・いじめ・失恋・などなどによる心へのダメージのことです。後者は、姿勢の悪さや内臓の不調など、直接的な身体へのダメージのことです。

そうです。姿勢の悪さは肉体的なストレスなのです

床生活で自律神経が乱れる仕組みをまとめると、以下のようなフローになります。

床生活 → 姿勢が悪くなる → 慢性的な肉体的ストレス → 自律神経が乱れる

なお、ストレスが自律神経の乱れの原因であることは、以下の記事に詳しく書きましたので、是非参考にしてみてください。

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椅子生活で自律神経が整う理由や効果

では、床生活から椅子生活に切り替えるとなぜ自律神経が整うのか。また、その効果などについて具体的に書いていきます。

椅子生活は良い姿勢をキープしやすい!

これまで散々「床生活は姿勢が悪くなる」と書いたので、「椅子生活にすると姿勢が良くなる」ということは想像がついたかと思います。しかし、椅子生活に切り替えたからといって、すぐに姿勢が良くなるわけではありません

あくまで、椅子生活は床生活よりも良い姿勢をキープしやすいというのが特徴です。まずは「良い姿勢に切り替えよう」という意識が絶対に必要です。そして、それを維持しようと思えれば、椅子生活は非常に有効です。

床に座る場合、膝を立てがちなので、どうしても腰や背中が曲がってしまいます。膝を立てた状態で良い姿勢を取ろうとすると、非常に腰に負担がかかります。

しかし、椅子に座る場合は膝が下がっているので、意識すれば楽に良い姿勢をキープすることができるのです。

良い姿勢って?

良い姿勢を取ろうにも、「そもそも良い姿勢がわからない」という方、意外に多いのではないでしょうか。私もかつてはそうでした。そこで通っていた整体の先生に教えていただいた簡単に良い姿勢を取る方法をご紹介します。


  1. 腰が背もたれに付くくらい深く椅子に座る
  2. 背筋を伸ばす
  3. 肩を後ろに一周回す(肩を上げて、胸を開きながら落とすイメージ)
  4. 耳たぶと肩が一直線に乗っていることを確認する

たったこれだけです。初めは良い姿勢に身体が慣れていないので、疲れてしまうかもしれませんが、「気づいたら良い姿勢に直す」を繰り返していると、次第に良い姿勢が習慣になっていきます。

また、以下で紹介している首コリ解消法も、良い姿勢のキープに有効ですので、是非参考になさってください。

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余暇を有効活用できる!

自律神経とは直接関係ありませんが、椅子生活にすると余暇を有効活用できるという効果もあります。

床生活をしていると、何か作業をしていても、疲れるとすぐに横になってしまいやすいです。私の場合はPCでの作業や、保険などの書類の整理中に、疲れて横になってしまうことが多かったです。


床生活で横になってだらだらしがちな理由は、以下のように考えています。

  • 床との距離が近いので、横になりやすい
  • 立ち上がるのに結構なエネルギーが必要(スクワットみたいな動作)
  • 姿勢が悪いので身体がコリやすい&疲れやすい

では椅子生活の場合はどうなのでしょうか。

  • 床との距離が遠いので、横になりにくい
  • 半分立ってる姿勢なので、立ち上がるのにそれほどエネルギーは不要
  • 姿勢が良いので身体が疲れにくい

このように、椅子生活にすると、疲れてだらだらしにくくなるので、床生活よりも時間を有効に活用できるのです!やらないといけない事務作業は早めに片付けて、余暇を思いっきり楽しむこともできるのです。

床生活から椅子生活へのシフト方法

既に床生活をしている方にとって、椅子生活に切り替えるのはなかなか億劫です。しかも椅子やテーブルって結構高いです。また今後引越して、今よりも広い部屋に住む可能性もあります。その場合、引越し後にまた椅子やテーブルを買い換える可能性もあります。

そんな理由で、椅子生活への切り替えはなかなか気が進まないかもしれませんが、ここでは、私が実際に行った方法や、思いついたリーズナブルな方法をまとめてみましたので、よければ参考になさってください。

テーブル編

脚を付け替える

これは私が実際に行った方法です。多くの家具量販店では、テーブルの天板と脚を個別に買って、それを組合わせて、自分好みにカスタマイズできる商品を扱っています

私の場合はニトリでしたが、「プレフェシリーズ」で組み合わせデスクを扱っています(プレフェシリーズのリンクはこちら)。

ちなみにIKEAでは、「テーブルシステム」という名称のようです(リンクはこちら)。


こういった製品をもともと購入している方は、短い脚を長いものに買い換えればOKです。

しかし、残念ながらそういった商品でない場合も、まだ可能性はあります

私も元々使っていた低いテーブルは、プレフェシリーズではありませんでした。それでも買ったのはニトリです。そこで、「もしかしたらこの机でもプレフェシリーズの脚を使えるのでは?」と思い、実際に店頭へ行き、脚のネジのサイズを測ってみました。すると、やはりネジのサイズはぴったりでした。

ということで、シリーズは違っても、同じメーカーであれば、ネジのサイズが適合している可能性があるので、一度確認してみるのは大いにアリだと思います。

私は2,000円で背の高いテーブルを手に入れることができました。ニトリの場合、背の高いテーブルは安くても4〜5,000円するようなので、圧倒的にお得です。


なお、メーカーが同じなら絶対に大丈夫と言うことはないので、事前確認は絶対に必要です。サイズが違う場合、無駄なお金がかかってしまい、逆に損をすることになります。

脚を伸ばす

短い机の脚を伸ばす商品が、巷では売られているようです。

多くはこたつの脚を少しだけ伸ばす程度の商品のようですが、中には20cmほど上げられる商品もあるようです(Amazonに飛びます)。

20cmでも足りない場合は、椅子を低めのものにするなどの工夫が必要な気がします。そういったことを考えて、20cmUpで高さがちょうど良いという方には、オススメの方法です。

価格も3,000円以下で購入できます。

脚を自作する その1〜塩ビ管による方法〜

既成の商品では脚を伸ばせない方は、自作するのも手です。

自作方法その1は、塩ビ管を活用した方法です。塩ビ管とはこちらのようなもので、ネットやホームセンターで購入できます。これを今使っているテーブルの脚に被せることで、脚を伸ばしてしまおうという力技な方法です。

塩ビ管を使う上での注意点は以下です。この方法は私も実際にはやっていないので、想像とネットの情報を組合わせています。


  • 自分 or ホームセンターにて欲しい長さに切る必要がある
  • 元々の机の脚の周りのネジや膨らみがある場合、被せた塩ビ管が安定しない
  • まっすぐに切らないと安定しない
  • 切り口で怪我をする可能性がある

なかなか面倒臭そうなので、DIY好きな方以外にはあまりオススメできません。

脚を自作する その2〜木材による方法〜

その2です。こちらは私自身、学生時代にDIYで行った方法です。当時はこたつの脚を伸ばして、こたつテーブルを作りました。なかなか良い出来でしたが、こちらの方法も結構大変なので、DIY好きな方以外にはオススメできません。

この方法の材料は以下です。


  • 木材(必要な長さ×4)
  • 鬼目ナット

鬼目ナットというのは、こういうもので、埋め込み型のネジ穴です。これを脚になる木材の必要箇所に埋め込んで、天板に適合した脚を作成しました。

文字で書くと簡単そうですが、この鬼目ナットを埋め込むために木材に下穴を開けたり、高さの微調整を行ったり、といった地味な作業が多いので、DIY好きな人はお試しください。好きな人にとっては結構楽しい作業だと思います

椅子編

こちらは、今使っている座椅子などを流用するのは、なかなか難しいと思いますので、潔く買ったほうが良いと思います。その際に私が重視したポイントをご紹介します。

長く使えるものを選ぶ

引越しのたびに新しい椅子を買うのも馬鹿らしいので、安さ重視ではなく、長く使えそうなものを選びました。私が重視したポイントは以下です。


  • 昇降機能は必要(テーブルとの相性があるので、良い姿勢のためにも微調整したい)
  • リクライニング機能はどちらでも(基本的に良い姿勢をキープしたいため、リクライニングはなくても良い)
  • キャスターは欲しい(床が絨毯のため引きずりたくない)
  • 色は黒(好きだから)
  • ネットの口コミが良いもの

こんな感じです。最後の口コミは重要です。長く使うものなので、レビューの低い口コミから高いものまで、できる限り読みました。一見良さそうに見えても、クッション部分がヘタれるという意見が多かったので、クッションのヘタレには要注意です!

ネットで買う

店頭と比べ、ネットの方が圧倒的に安いです。同じような商品が、ネットでは2,000円台で、店頭では6,000円以上なんてこともザラです。口コミを良く読む手間はありますが、私はネットで買うことをオススメします。

ただ、実際に座り心地を確かめたいという方は、一度店頭で見て気に入った場合、ネットに同じ商品があればネットで、なければ店頭で購入するのも悪くはないと思います。

ポイントを有効に使う

私は楽天市場で購入しました。その際、楽天ポイントが結構溜まっていましたので、全て利用しました。結果、表示価格の半額くらいで買うことができました。こういったポイントや割引がある場合には、有効に活用することをオススメします。

ちなみに私が実際に購入した椅子は以下です。半年ほど使用していますが、特にヘタリなどはなく、満足しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。床生活から椅子生活に変えることで、姿勢を正し、自律神経を整える暮らしにシフトする方法をご紹介しました。

普通に買おうとすると、テーブルや椅子は結構高いですが、工夫次第でリーズナブルに手に入れることもできます。あくまで個人の感想ですが、椅子生活に切り替えて良い姿勢をキープするだけで、想像以上に不調が改善したり、生活の質が上がったりします。

是非、お試しください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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