長引くめまいや吐き気〜つらい自律神経失調症との上手な付き合い方〜

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病院の検査では異常の出ない自律神経失調症。めまい・頭痛・胃腸不良・吐き気・不安感・憂鬱感・無気力感など、症状は多岐に渡ります。さらに、症状は突発的・断続的に続き、なかなか治りにくいことも、その厄介さに拍車をかけます。

自律神経失調症の詳細はこちらの記事に詳しく書きましたので、合わせてお読み頂くと理解が深まると思います。

最近なんだか具合が悪い。でも病院に行っても異常なし。何なら数値的には健康そのもの。「でも本当に具合が悪いんだよ!!」 そんなあなた、「...
病院の検査では何も問題がないのに、何故か具合が悪い。自律神経失調症はそんな病気です。しかもその症状は多岐に渡り、めまいや頭痛などの身体的な症...

そんな自律神経失調症と長いこと付き合っている私が、実体験を元に自律神経失調症との上手な付き合い方をご紹介します。

自律神経の乱れを完全に整えるのは難しいかもしれませんが、上手に付き合うことで、前向きに暮らしていくことができます

自律神経失調症との上手な付き合い方

早速、自律神経失調症との上手な付き合い方をご紹介します。とても簡単ですので、騙されたと思って一度お試しください。

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自律神経が乱れやすい体質・性格であることを受け入れる

まず、真っ先に実行していただきたいのがこちらです。

単なる思い込みかもしれませんが、こうした考え方の変化だけでも気分は大きく変わります。そして、気分が前を向くことで自律神経も整いやすくなり、自然と症状が軽くなるのです。

自律神経失調症の症状が辛いと、どうしてもネガティブな思考に陥りがちです。「自分は弱い人間なんだ」「劣等種なんだ」などなど。

でも人間、千差万別です。おっちょこちょいな人もいれば、のんびりな人もいます。汗っかきの人もいれば、乾燥肌の人もます。こんな風に人によって体質や性格はまちまちで、完璧な人間なんていません。つまり自律神経失調症の方は「ちょっと自律神経が乱れやすい体質」なだけなのです。

さらに言えば、上記の性格(おっちょこちょい・のんびり)や体質(汗っかき・乾燥肌)も、正直「自律神経」という言葉で説明しようとすればできてしまいます。それほど自律神経の乱れというのは特別なことではないのです。

まずは、自分の現状を受け入れ、それが大したことではないと考えてみてください

無理しすぎない・潔く諦める

自律神経にとって、疲れや負荷といったストレスは良くありません。そもそも自律神経失調症の原因はストレスですし、「疲れやすい」という症状もあります。

自律神経失調症の症状は、身体からの「無理しすぎ!」のサインでもあるので、身体の言うことを素直に聞くことが大切です。

無理をしすぎてしまうと、めまいなどの症状が出やすくなりますので、「疲れたな」と思ったらすぐに休憩しましょう。また、「今の自分にはできない」と思った時も、潔く諦めましょう。無理をしても余計に結果は悪くなるだけです。潔く諦めることが、今の自分にとっては最良の判断だと考えてみましょう

昔の自分とは違うことを受け入れる

「昔はもっと元気だった」「前はこんなに疲れやすくなかった」「今まで、こんなこと簡単にできたのに」自律神経失調症になると、こんな風に思うことが多々あると思います。

しかし、人の体質や性格は加齢とともに変化します。それは時には成長であり、時には老化かもしれません。とにかく、一生同じ体質・性格ということはありえません

先述の「体質・性格を受け入れる」話と被る部分はありますが、昔の体質と今の体質は違うのです。変わってしまったことを受け入れてください。それは「人生の次のステップなんだ」と。ステップがひとつ上がったのか、下がったのか。それも考え方次第だと思います。

ステップが上がれば、人は成長できます。私は自律神経失調症になって、成長したと感じています。人生のステップがひとつ上がったのだと思います。もちろん辛い思いもたくさんしましたが、同じように苦しむ人々や、私とは異なる病の人々に対する考え方や接し方が大きく変わったと思います。自分で言うのも何ですが、優しくなれたと思います。この病気にならなければこうはなれなかったのではないか。そんな風に考えています。

周囲の人に自律神経失調症であることを公表する

自律神経失調症の症状は目に見えない分、周りの人には伝わりにくいです。それ故、上記の考え方を実践しようにも、周囲の人に「甘えるな」「もっとちゃんとやれ」「出来るはずだろ」等々言われたり思われたりしてしまい、なかなか実行しにくいのではないかと思います。

ですので、勇気を持って公表してしまうのが一番だと思います。

私もなかなか人に言えず、一人で苦しんでいた時期がありました。でもある時、気を置けない友人に明かしたことをきっかけに、少しずつ信頼している人には明かすようにしていきました。すると、一人で抱えていた頃よりも随分楽になり、自律神経失調症に対する考え方も少しずつ前向きになっていきました

上司などの会社の偉い人には言えず仕舞いでしたが、私の場合は身近な人に言うことで少しずつ症状が良くなっていきましたので、その必要もなくなりました。もし症状が改善せず、仕事にも大きく影響するようでしたら、勇気を出して仕事関係の人たちにも打ち明けてみることをオススメします。

最初は本当に言おうか言うまいか悩むかと思いますが、一度勇気を出すだけで、この病気は大きく改善していくと思います。

自律神経失調症の辛さは、なかなか周りの人に理解してもらえません。 それ故、本当に辛いのに、「サボっている」「やる気がない」とみなされて...

規則正しい生活を心がける

上記の考え方に切り替えつつ、自律神経を根本的に整えるために、規則正しい生活を心がけましょう。自律神経を整えるためには、整体鍼灸漢方ストレッチなどの方法はありますが、何よりも規則正しい生活が一番大切です。

人間の生命活動を司るのが自律神経です。人間らしい生活をせずして整うはずがありません。

規則正しい生活は、早寝早起き、3食食べる、運動をするなどありますが、最も大切なのは睡眠の質だと思っています。良質な睡眠を取る方法は以下の記事に詳しく書きましたので、是非ご参考にしてください。

長引く原因不明の不定愁訴(めまい・頭痛・胃腸の不調・吐き気・不安感・憂鬱感などの不調)は、自律神経の乱れが原因かもしれません。自律神経の乱れ...

まとめ

いかがでしたでしょうか。自律神経の乱れや失調症と上手に付き合っていくためには、考え方が大切です。今の自分の状況を自分で受け入れ、周囲に公表することで、気持ちは前を向き、自律神経も整いやすくなると思います。その上で、自律神経を整える方法を色々試してみると、より効果があるはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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